※第11話はこちら。

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「先生、根詰めすぎですよ。少し休みましょう。」
「いや、もう少しだけ・・・。」
「ダメです。40歳はもう立派なおじさんで
す。適度に休まないと。それに、同じ40 歳の人よりも老けて見られるんでしょ?いつも頑張り過ぎですよ。」
「・・・・そうだね。少し休もうかな」
柔らかな笑顔で差し出されたコーヒーを1口すする。
「でも、他の40代の方々よりもダンディなカッコいいおじさんに見えますよね。そんな先生が頑張ってるのに、先に帰るとか失礼だから、私も帰れないじゃないですか」
いじわるな笑みで話しかけられる。
「気にせずに帰ってくれて大丈夫だよ。これはもうある種、趣味のようなものだから」
「先生には時間がいくらあっても足りないでしょうね」
「まぁ、時間は大切に使うべきだな」
「奥さんに怒られませんか?」
「その点は大丈夫。家では一切仕事をしないことにしてるんだ」
「なんでこんなに忙しい人が結婚できたか不思議です。私なんて、婚期を逃しかけてるのに」
「34歳ならまだ大丈夫だろ」
「女性の年齢をはっきりと言葉にしないでください」
怒ったふりをしたのちに、もう一度笑顔を向けてくれる。
「コーヒーありがとう。いつも優しいね」
「誰にでも優しくするわけじゃありませんよ。
私が先生に告白した時にも言いましたけど、なんか、先生とは運命のようなものを感じちゃってたんです。私だけが思ってたみたいですけど。
教育実習生としてこの学校に始めてきたあの日から・・・先生とは初めてお会いした気がしなかったんですから。
フラれちゃったけどー。」
「まだそれを言うのか。妻とは別れないよ」
「わかってますよ。末永くお幸せに」
「ありがとう、内田先生」
コーヒーを飲み干すと、内田 ありさ先生は職員室を離れ帰宅していった。
少しばかりの休憩を挟み、私はまた業務に戻った。
授業を終え、放課後になってから取り掛かった業務だったが、気がつけば周囲は真っ暗となり、私以外に職員室に残る教員は1名だけだった。
「・・・これで・・・いいかな?」
「すいません。私が相談してしまったばっかりに、こんな遅くまで残業になっちゃって」
「大丈夫だよ。もともとこの手のものはデータベース化も大事だけど、紙で読んだ方が頭に入るし、生徒も手に持って練習ができる。 データベース化にこだわった僕の落ち度なわけだし、責任をとらせてもらっただけだよ」
「いや、それでも申し訳ないです。うちのクラスの子が受ける面接なのに」
「深野先生が生徒に真剣に向き合うから、僕も他の先生もサポートしたくなるんだよ」
「・・・とんでもないです。でも、ありがとうございます。
生徒に向き合えてるって言っていただけて嬉しいです」
「そうだね。
僕も若いときに先輩の先生から同じことを言ってもらえたときはすごく嬉しかったよ」
「一緒ですね。。。。。
まぁ、でも、当たり前か」
「当たり前?」
「当たり前・・・です。
私、高校生のときは、親と同じように公務員になれればいいかなって。
とくにやりたいこともないけど、なんとなくで考えてました。
でも、先生が毎朝私に話しかけてくれて、応援してくれた。
特に仲の良かった友達もいなかった私に、温かい言葉と温かい時間をくれた。
だから、私も先生に憧れて、教師になろうって思ったんです」
「そうだったんだね。でも、この学校に赴任してきたときは驚いたよ。 面談の時も、『将来は公務員』って言ってたから」
「あの頃はまだ恥ずかしくて言えませんよ。
・・・・
先生、私、結婚することになりました」
「そうなの?それはおめでたい!
よかったな」
「ありがとうございます。
校長には『明日の朝礼でみなさんに発表しよう』
って言われてたんですけど、でも、先生には早めに知っててもらいたかったんです」
「それはありがとう。最初ってのはうれしいかな」
「元担任ってこともありますけど・・・・。
先生のクラスの生徒になってから、13年が過ぎましたけど。
私、あの時からずっと、先生のことが好きです。
私を認めてくれて、夢をくれて、あたたかくて・・・ 先生にはずっと包み込まれてるような感じでした。
そんな憧れの先生のことが、男性として好きでした。
先生に思いを伝える勇気が出ないうちに、
ご結婚なさったときは本当に落ち込みました。 でも、それでもずっと好きでした。」
「・・・・ありがとう。でも、妻とは別れないよ」
「・・・・わかってます。
私もこれから結婚するんですよ。
それに・・・
同級生を裏切るようなことも
できませんからね。
でも、伝えたかったんです。
先生、笑ってください。
私の大好きな笑顔でいてください」
「そうだね。幸せな未来を応援するよ」
「ありがとうございます。
先生なら応援するって言っていただけると思ってました・・・・・。
さぁ、湿っぽい話は終わり。
もう遅いから帰りますよ」
「引き留めたのは深野先生だよ」
「すいませーん。さ、帰りましょう」
カバンを手にした深野先生が、職員室の扉の前で振り返る。
「あ、先生。ついでと言ったらなんですけど・・・1回だけ昔のように名前で呼んでもらっていいですか?
いま、他にだれもいないので・・・」
「ふー・・・・・・結婚おめでとう、英子」
「ありがとうございます。
おつかれさまです」
笑顔とともに向けられた言葉は、あのときのままだった。
少し余韻に浸ったのち、帰路についた。
走らせた車の中で、この10数年のことが脳裏に浮かぶ。
無能で後輩からもバカにされていた僕。
そんな僕が、ひょんなことから時間を操れるようになった。そして自分の性欲を最大限に満たしていた。現実から離れたかった僕は、ただ性欲に身を任せただけだった。
だが、思いもがけない力は、決して小さなことではなかった。
自分自身を見つめなおすきっかけとなり、僕を成長させてくれた。
僕は、もうあの頃の僕ではない。
生徒からも、同僚からも慕われ、大切に思ってくれる人たちもいる。
自分の考えに耽っていると、気持ちの良いお酒を飲みたくなってきた。
道中にあるスーパーの駐車場に車を停める。
缶チューハイを1本手に取り、レジに向かう。
レジには酷くくたびれた、20代中ごろの若い男性が並んでいる。
仕事で失敗したのか・・・
プライベートがうまくいかなかったのか・・・
それとも、楽しいと思えることが無いのか・・・
まるで、あのころの僕を見ているようだった。
未練は・・・
もう、ない。
「こんばんは」
突然目の前に現れた私に、彼はとても驚いていた。
「ただいま」
「お帰り~。あれ、いつもの時計は?」
「うん、ちょっと縁があって、人に預けたんだ」
「え~?ずっとつけてたお気に入りなのに?
本当に人にあげて大丈夫???」
「お気に入りだから、縁を感じた人にあげたくなったんだよ」
「そんなもんなんだね。男の人のロマンってわかんないわ~」
まだネクタイすら緩めていない私に、妻は矢継ぎ早に会話を投げかける。
「ほんとに、よくしゃべるな~」
「それだけ大好きな旦那様が帰ってくるまで寂しかったってこと。はい、おかえり~」
妻はそう言いながら、私に抱き着いてくる。
告白を受けたのは彼女が高校を卒業してから半年後だった。それまでにも何度もアプローチを受けていたが、彼女がどれだけ本気なのかを真摯に受け止め、交際し、のちのち結婚した。
妻は、私にハグをされるのが大好きだ。
「5・4・3・2・1・・・よし。 じゃあ、ご飯食べようか、真美」
僕たちは、幸せな時間を過ごしている。
あの青年も、これから幸せになってくれることを願っている。
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