2022-11

ショート小説

【ショート】破局

早紀、頼むから反応してくれ。返信をしてくれ。なんでもいい。とにかく、いまどう思っているのか聞かせて欲しい。 “別れて”でも“嫌い”でも構わない。 そんな言葉でもいいから、とにかくこの心のモヤモヤから解消されたいんだ。あ...
パンチラ(単発)小説

田舎の慣習

11月某日。他の人達からすれば何気ない日々の1日に過ぎないだろうが、僕は死ぬほど緊張していた。先週のことだった。 「拓也くんも、おいでよ」 と声をかけてくれたのは塔子さんだった。塔子さんと僕は特段、仲がいいわけではなか...
パンチラ(単発)小説

不思議な少女たち

あれは僕が中学3年生の初秋のころだった。自宅マンションの1階に引っ越してきたご家族はどこか普通じゃない雰囲気だった。僕の思い違いかもしれないと思ったが、父や母も同じようなことを感じていたらしい。引っ越しのご挨拶に来られた時、一緒に...
おもらし小説

町政

“日本一安心して子どもが育つ町”をスローガン掲げたのは15年も前のことだと聞いた。ただでさえ田畑が多く、きれいな川が流れるようなこの町は、部外者から見れば“町?村じゃない?”と思わるるほど。加えて全国的にも問題となる地方の人口流出...
パンチラ(単発)小説

天国へ

「あれ?ミライくん? いらっしゃーい」同じクラスの沙也加に誘われて、彼女の家を訪れたのはこの日が5回目だった。沙也加の家族も僕の訪問を歓迎してくれる。この日もまた、沙也加の部屋でゲームをし、お互いが紹介した漫画を読みふけっていた。...
パンチラ(単発)小説

ゼミ活動

大学生となって数か月。高校時代までとは異なる友人関係の構築だった。思春期のど真ん中で迎える高校入学時とは全く違う。ある程度大人になったところで始める大学生の交友関係では、相手には悪いと思うがどこか利害関係のようなものを考える。人柄...
ショート小説

【ショート】恥ずかしくて・・・

「ゆみちゃん、うしろ、うしろ!!」 4年3組で学級委員を務める高田さんの大きな声が教室に響いた。高田さんはあまり大声を出す子じゃないだけに、これが普段であればみんなが驚くだろう。 だが、その声が気になることはない。“ゆ...
パンチラ(単発)小説

あの頃に・・・

カーテンから漏れる薄暗い光。ぼんやりと見える室内で、眠っている間にどこかへ行ってしまった掛布団を手探りで探す。目が覚めた時には布団から出たくないと思うのに、寝ている間はそんな愛くるしい布団をどこかへ簡単に蹴り飛ばすのだから不思議な...
おもらし小説

オークション

「えぇっと・・・これは・・・」 ステージの上、あどけなさが残る少女は自分の手にするものについて説明していく。騙された。なんでこんな目に。いや、人を簡単に信じた私が悪い。 でも・・・・ 彼女と出会ったのは先月末のこ...
パンチラ(単発)小説

家庭教師

高校生になり、それまでは何の苦でもなかった勉強がしんどくなっていた。中学の頃まではテスト前に少し徹夜すればそれなりの点をとれたりし、集中して2~3日とりかかえれば学校内でも上位に入れた。だが、高校ではその勉強方法はうまくいかなかっ...
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