【粗相の記憶】第8話:寒空の下

【シリーズ】粗相の記憶

専門学校を卒業するまで、父親のことをただの定食屋の店主としか思っていなかった。だが、専門学校を卒業して仕事を手伝うようになると様々な活動をしていることを知った。
地域の夏祭りに出店するお店のアドバイザーをしたり、ホームレスの方に無償で炊き出しをしていたり。

そして、あの日のように地域の子ども会の駅伝大会で、豚汁のサービスもしていた。

あの日。
僕がお店に出るようになって初めての12月だった。
地域の子どもたちが所属する各スポーツクラブ対抗で行われる駅伝大会。少年野球団や少年サッカーチーム、女子バレーやダンスグループも参加する大会だ。
寒空の下で行われる駅伝大会は保護者や応援に回る子たちの身体を冷やす。
そのため、無料はさすがに無理だが、1杯50円という価格で父親は豚汁を提供していた。
当日は僕が出店の方を任された。
当日は僕とアルバイトの2名で運営する。

出場選手や応援をする子供たちが集まる1時間前に会場に登場し、テントを張って出店の準備を進める。鍋などの重たいものは僕が運び、プラスチックの使い捨てのお椀や割り箸は手伝ってくれたバイトの美和ちゃんが運んでくれていた。細身の美和ちゃんもこの寒空のもとで作業する。ダウンジャケットなんかも着ているが寒そうに震えていた。

開会式があり、数分後にスタートの号砲がなる。
まだ10時前だというのに、僕らが構えたテントの前にはすでに何名ものお客さんが列を作っていた。10時にスタートする駅伝大会は、例年2時間程度で終了する。
その後も子どもたちが解散するまでの時間を見こして、13時くらいまでを営業時間として想定していた。
父からは“スタートの前後30分くらいは客足が途絶えるよ”と教えられていたが、今日はここ数日になかったほどに冷え込んでいる。温かい豚汁を求める客足はまだまだ途絶えそうになかった。

レースが終盤に差し掛かった。
低学年の子なんかはとっくに集中力が切れている。自分のチームを応援しているような様子はまったく見受けられない。
ヒマを持て余した子たちが小銭を握って、僕らのテントの前に列をつくる。
ヒマな時間なんて一切ないじゃないか!
火にかけた鍋の前に居る僕はまだいい。
長机を使って簡易に設置したカウンターでレジ係をしてくれている美和ちゃんは寒さでずっと震えているように見えた。

いよいよトップ集団のタスキがアンカーに渡ったころだった。

「なぁ、さっきのって・・・」

「ぜったいそうだよな・・・」

「キャプテンなのに・・・」

子どもたちのそんな会話が聞こえてきた。

「あの・・・すいません」

保護者らしき女性から声をかけられた。

その隣りには、女子バレークラブのユニフォームを着た少女が立っている。
自分の区間を走り終えたであろう少女は顔と目を赤くしている。息遣いも荒い。

胸元の番号にはアンダーバーが引かれており、少女がこのクラブのキャプテンであることを示している。
アンカーにタスキがわたったのに、キャプテンがこんなところにいていいのか?

そう思った。

「あの・・・この子・・・
 走ってる途中に・・・
 ちょっとやっちゃって・・・」

保護者の女性の言葉。

「やっちゃって?」

女性はさらに小さい声で

「走ってる途中で・・・
 おもらししちゃいまして・・・」

僕の視線が、少女の履くユニフォームの短パンに向いた。
少女が咄嗟に手で股間を隠す。
だが、そのおもらしで濡れた跡は完全には隠せなかった。
僕に見られてしまった少女の目から、一滴の涙が流れてきた。

「それで・・・ちょっとテントの奥で・・・
 お着替えを・・・」

「わかりました。狭いですけど。あ、大きめのタオルあるので目隠しに使ってください」

そんなやり取りの後、少女と保護者はテントの奥に向かい、保護者が広げたタオルの向こうに隠れていった。

キャプテン・・・ってことは、6年生だろうな。
後輩たちにも・・・同じ学校の子たちにもおもらしを知られてしまって・・・
テントに並ぶお客さんから、少女の着替えは見えない。

だが、僕の角度からは見えていた。
ユニフォームの短パンを脱ぐと、ピンクの綿パンが現れる。
そして、その綿パンを脱ぐとうっすら黒いものも見えた。
身体は大人になってきているのに・・・ショックだろうな。

でも、大丈夫だよ。
君よりも大人になったのにおもらししちゃった子を僕はこれまでに何人も見てきた。
君だけじゃないよ。大丈夫だよ。
涙をこぼしながら着替える少女に、心の中でエールを送っていた。

ほら。

またひとり、そのような女性があらわれた。
テントの中でレジ係をする美和ちゃん。

大学入学直後からうちでバイトをしてくれている21歳の綺麗な女性だ。
バイトとはいえ、専門学校を卒業したばかりの僕とは同い年だった。
寒空の下で冷え込むため、ダウンジャケットを着ていて、上も下も黒い格好でまとめている。
だが、僕の予想通り、彼女が震えているのは寒さだけが原因ではなかった。
カウンターである長机を挟んで目の前の小学生に明るい笑顔で対応する美和ちゃん。
だが、彼女の姿をやや斜め後ろから見る僕には黒いズボンが濡れていることがわかる。
その濡れている部分は、現在進行形で広がっている。
しばらくすると、足元の砂利もところどころに水の跡ができ始めた。
それなのに、目の前の子どもに笑顔でお金のやり取りをする姿勢に、本当に頭が下がる。

テントの中には、おもらしの後始末のために寒空の下、下半身をすっぽんぽんにしたバレークラブキャプテンの少女と、悟られないように笑顔を振りまきながら、現在進行でおもらしをする大学生が、タオル1枚を隔てて存在していた。

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