パンチラ

パンチラ(単発)小説

描かれる想い

友達がいないわけではない。それでも颯太は一人で過ごす時間の方が好きだった。物心ついたころから積み木や塗り絵で遊ぶのが好きだった。幼稚園に入園してからもそれは変わらず、みんなが外で鬼ごっこをしているときでも室内でお絵かきをして遊んで...
パンチラ(単発)小説

帰宅部の活動報告

「帰宅部って何をしてるの?」 教室の中でなされた唐突な質問。大崎さんからの質問に他意はないだろう。 大崎 美鈴。ぱっちりとした瞳とシュッとした輪郭。学業成績も優秀で、クラスの中でいつも上位に位置している。だが、彼女は天...
パンチラ(単発)小説

莉子の後悔

小学3年生の時、国語の授業の本読みで漢字を読み間違えて教室中から笑われた。その経験から、莉子は目立つことを嫌うようになっていた。慌てず・・・目立たず・・・落ち着いた平穏を過ごすことを信条としていた。その莉子が、声を荒げて怒っている...
パンチラ(単発)小説

対称の違いと視座の違い

「ただいまぁ」 姉の光莉(ひかり)がコンビニから帰ってきた。 「はい、優斗のぶん」 コンビニのビニール袋からチョコレートのお菓子を取り出した光莉がそれを僕に差し出す。年子の姉は面倒見がよく、こうして自分のお小遣い...
パンチラ(単発)小説

僕たちの運命

娘の幼稚園でのお迎えに行った時だった。 「あれ、和樹じゃん。」 僕に声をかけてきたのは亜由美だった。一児の母となり、僕の娘と同い年の男の子がいる。今までは妻が送り迎えをしてくれていたが、わけあって今日からは僕が行くこと...
おもらし小説

嘘をついた彼女

柱の陰に潜む僕の目に、いつもの少女の姿が映った。いつもよりも5分ほど到着が遅い。自宅の最寄り駅となる地下鉄。ここは女子校のすぐ近くでもある。毎朝僕は、ここで盗撮をしている。初めて撮影したのは10年前。エスカレーターで偶然目の前にい...
パンチラ(単発)小説

プライベート空間

「・・・少しだけなら・・・・」 中学校の制服を着たまま僕の部屋を訪ねた和葉は、恥ずかしそうに制服のスカートをたくし上げる。その下から見えてきたのは、朱色のハーフパンツ。体育の授業で使っている体操服だ。 「・・・なんか・...
おもらし小説

子どもの雄姿

人口が1万人にも満たない小さな町。この日行われるのは年に一度の祭りだった。祭りとはいえ、焼きそばや綿あめといった屋台が出店され、特設ステージでいくつかの団体がショーを披露するくらいの小ぢんまりとしたものだった。はぁ。こんなしょぼい...
パンチラ(単発)小説

モテ期

まただ。清香がクラスの男子から放課後に呼び出しを受けた。これから何が行われるかは予想がついている。先日は涼香が呼び出しを受けていた。清香と涼香はいつも教室内をふたりで過ごしている仲の良い女子だ。不細工などといったわけではないが、と...
パンチラ(単発)小説

悪ノリ

休み時間空けの保健室。京香は自分の所属する2年2組の教室を離れ、保健室のベッドに横たわっていた。体調が悪いわけではない。ただただ、教室に居たくなかった。 クラスメイトのことが嫌いというわけでもない。むしろ、いい人たちばかりで...
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