嘘をついた彼女

おもらし小説

柱の陰に潜む僕の目に、いつもの少女の姿が映った。
いつもよりも5分ほど到着が遅い。
自宅の最寄り駅となる地下鉄。
ここは女子校のすぐ近くでもある。
毎朝僕は、ここで盗撮をしている。
初めて撮影したのは10年前。
エスカレーターで偶然目の前にいた女性に興味がわいて手元の携帯でそのスカートの中を撮影したのが始まりだった。
当時はまだ低画質の動画だったが、はっきりとレンズが捉えたパンツに、それまでの人生で感じたことのないほどの興奮を得たことは昨日のことのように思い出される。
それからは毎日のように通学・通勤時に撮影した。

近隣の女子校に通っている生徒たちがメインのターゲットとなり、この学校の生徒だけでもこれまでに何百回とパンツを見せてもらっていた。

だが・・・

時代は変わった。
スカートの下が生パンだったのは一昔前の話。
いまは短パンやスパッツ、黒パンを履くのが当たり前だ。
ここ2~3年、スカートの下にそのような類のものを履いていない子はかなりのレアキャラとなった。盗撮をしたところで女の子のパンツが見れないのに、自身の行為の危険度だけが残る。
僕もいい加減、引退しなくてはと何度も思ってはいるが。。。。

いま、目の前に現れた少女がそれをさせてくれない。
昨年の4月だった。
この年、僕が撮影した新入生の中で、スカートの下に短パンなどを履かず、生パンを披露してくれた唯一の女の子。

あらかたの女の子たちが短パンなどを履いていることが確認できた6月以降は、毎日のようにこの子のスカート内を撮影した。

真っ白なパンツ

ピンクのパンツ

グレーのパンツ

基本的にはこの3色の無地のパンツでローテーションを回すことが多い。
そのためたまに飛び込んでくるオレンジのチェックパンツやさくらんぼ柄のパンツはかなり興奮させてもらえた。いい加減、盗撮なんかやめなきゃいけないのに。。。

僕の自宅PCのデータフォルダ内には彼女専用のフォルダができており、その更新頻度は高く、昨日は真っ白なパンツの映像が格納された。

いつも仲良しな友達と一緒に改札を抜けてくる彼女は、その友達との会話で“あさみ”という名前であることが分かっている。

“あさみフォルダ”には、もう100本以上の動画が入っている。

さて・・・今日はグレーのはずだが・・・・

予想を立てながら、いつものように彼女の真後ろをつけてエスカレータに乗り込む。
コミュニティにおいて、人にはそれぞれの慣れた立ち位置というのが出来上がる。
友達はいつも彼女よりも先にエスカレータに乗り込む。
友達の方は黒パンを履いていることはわかっているので、この立ち位置は僕にとってとてもありがたいことだ。

いつもどおり。

動画を録画モードにして起動したカメラを仕掛けているカバンを、友達との会話に夢中になっている少女のスカートの真下に差し込む。

3秒・・・5秒・・・10秒

そうして今日も、少女のスカートの中を撮影した。

さて、今日は予想通りグレーだろうか。

それとも、突如として飛び込んでくる別のパンツだろうか。
先々週に生理用のパンツを撮影したからそれ系ではないはず。

さて・・・・

仕事から帰宅した僕は、着換えを済ますとすぐにPCを起動し、SDカードを差し込んで動画をチェックした。
音声録音機能もついたカメラは、彼女たちの会話もしっかりと記録している。

「だいじょうぶ~?」

友達の方の声だ。

心配している言葉ではあるが、その声は笑っている。

「大丈夫だよ!ごめんね、心配させて」

あさみが答える声は、いつもの話し声よりも少し小さい。

「でも、びっくりしたよ。わたし、駅であんなにダッシュする人初めて見た~(笑)」

「ごめんって」

「ホントに間に合った?あれ?靴ちょっと濡れてな~い?」

「間に合ったって!大丈夫だから!」

PCの画面には、“大丈夫”と答える少女のスカートの中身が映っている。

それは、僕が予想した通りグレーの綿のパンツだった。

黒いふちで囲われたグレーの綿のパンツは、ストライプのようにリブになっている柔らかそうなパンツだ。
一度でいいから直接この手で触れてみたいと思わせる。
今日は映っていないが、過去にがっつりとカバンを足の間に潜らせることのできた時には、このパンツのフロントに小さな黒いリボンがついていることも確認できた。

予想通り、そのパンツを穿いていたが、いつもとは様子が違った。
ふちやリブなどから、いつものグレーパンツであることは断定できる。

だが、クロッチからお尻の少し下の部分までが広範囲に黒くなっている。
その部分がはっきりと濡れてしまっていることがわかる。
広範囲に濡れているというところに違和感を覚えた。

「ちゃんと朝起きてからトイレ行かなきゃだめだよ~」

囃し立てる友達の言葉で、動画はエンディングを迎えた。

“あさみ”は仲のいい友人にもバレずにやり過ごせたと思っているのだろう。

だが、君の見知らぬ僕という人物にはいろいろと知られている。

君がどんなパンツを穿いているのかを。

そのパンツのローテーションも。

いつも綿のパンツしか穿かないことも。

高2という年齢でありながら、駅のトイレまで間に合わずにおもらししてしまったことも。

普段はもっと明るい色のグレーのはずだ。
それがこんなにも黒く変色するほどに濡れている。それも、広範囲にわたって。
これがもし、汗であればグレーのパンツはもっとまばらに、斑点状の濡れ染みを残すことになるはず。だが、そうではなく、女の子の大事な部分を中心に広範囲に濡れているということは、当然汗とは違う水が

おチビリ

の範疇で収まらなかったことを明白に示している。

女子高生のおもらしに目覚めた僕は、かねてから念願だった盗撮をやめることができた。

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