娘の幼稚園でのお迎えに行った時だった。
「あれ、和樹じゃん。」
僕に声をかけてきたのは亜由美だった。
一児の母となり、僕の娘と同い年の男の子がいる。今までは妻が送り迎えをしてくれていたが、わけあって今日からは僕が行くことになった。
「まさか子どもたちも幼馴染になるとはね」
「子どもたち“も”?私たちは別に幼馴染じゃないじゃん」
「確かに・・・5年生のときだっけ?」
「そうだよ。高学年で出会ってたら幼馴染ではないでしょ」
「まぁ、細かいところは気にするなよ。
ほら、優斗くん来たよ」
「ママ~」
今日も走り回っていたのだろう。
いつも元気な優斗くんは、ママである亜由美を見つけて嬉しそうに走ってきた。
「きょうはね、いっぱいおにごっこしたんだよ~」
「楽しかったぁ?」
親子の会話を交わす亜由美は、優斗君の目線に合わせるためにしゃがんだ。
親子の会話は一見微笑ましいものだった。
だが、亜由美の真後ろにいた僕は違っていた。
しゃがみこんだ亜由美は、履いていたジーンズの腰から下着をはみ出していた。
はっきりと見えたのは、ツヤと光沢のあるピンクの布。
彼女が大人の女性であることを示しているようだ。
「ぱぱ~」
先週から担任となった洋子先生と手をつないで愛娘の香澄が大きな声で僕を呼ぶ。
「あ、じゃあ和樹、またね~」
「かすみちゃん、ばいば~い」
優斗君を抱きかかえて、亜由美は車に向かった。
その様子を見届けた僕は、ひとりで靴を履けるようになった香澄を自転車に乗せて家に向かった。
愛娘との会話が少し途切れるたびに、亜由美の腰からはみ出したピンクのパンツを思い出していた。
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はじめて出会ったのは小学5年生のときだった。あまりにも不真面目だった僕は母親から半ば強制的に塾に通わされるようになった。
そのときの僕は、なぜか真面目に勉強することは恥ずかしいと思っていた。同じ小学校に通う友人に知られるのが嫌だったため、隣町の塾に通うことにした。
はじめて通ったその日、何をしたらいいのかわからない僕の隣りの席には、ホワイトボードに書かれた問題を必死に解く女の子の姿があった。問題を解き終えた彼女は、その後ホワイトボードに自分の解答を書き込んでいく。
見事に全問正解だった。
頭のいい子なんだなぁというのが、亜由美への第一印象だった。
その亜由美の印象が変わったのは、2回目の通塾の日だった。
初日は緊張して何もできなかった僕は、さっそく塾への拒否感を覚えていた。塾はエレベーターもない雑居ビルの2階に入っていた。
階段の手前で憂鬱となる。
授業開始までのしばらくの間、適当に階段の下で時間をつぶそうと思っていた。
僕が到着したすぐ後に、ビルに入ってきたのが亜由美だった。
「今日も来たんだね。頑張ろうね」
塾での勉強にやる気満々の亜由美は明るい声で僕に話しかける。やや人見知りなうえに、“頭のいい子”という先入観からすでに壁を感じていた僕は亜由美の言葉に小さく頷くことしかできなかった。
「じゃあ、行こうか」
教室へ向かうことを亜由美に促されたが、まだ入室したくなかった僕はゆっくりとした足取りで亜由美の後ろを歩いた。
雑居ビルの階段を意気揚々と歩く亜由美。
その足取りは軽く、まだ4段ほどしか階段を登っていない僕に対して、すでに亜由美は階段の踊り場を折り返していた。
「ほ~ら、急がないと遅刻しちゃうよ」
ちょうど亜由美が僕の真上に来たところで声をかけてきた。
声のする方に視線を移す。
塾が楽しみでしょうがないといった笑顔を僕に向ける亜由美。
だが、その笑顔とともに、真下にいた僕には短いスカートの中身もはっきりと見えていた。
白い綿のパンツは淡いピンクの細い線がボーダー柄のように入っている。
加えて、可愛くイラストされたアザラシのような動物が何匹も飾られている。
頭が良いと思っていた女の子は、とてもかわいいパンツを穿いていた。
その日を境に、僕は塾に行くのが楽しみになった。早めに塾に到着するが階段は登らない。亜由美の到着を待って、必ずその後ろを気だるそうに歩く。
亜由美はほぼ毎回スカートを履いていた。
僕の通っていた小学校ではスカートの下にスパッツを履く子も多くなっていたが、隣町の小学校に通っていた亜由美はその類のものは履いていなかった。
結局、小学校を卒業するまでその塾には通い続けたが、毎週火曜日は亜由美のパンチラ鑑賞の日となっていた。
少しモコモコいた素材の綿のパンツは、星柄のときもあれば、ハート柄の日、数匹のウサギやリスが戯れている日やグレーのリブの日など、さまざまな柄や模様があったが、いずれも女の子らしい可愛いものばかりだった。
亜由美は柔らかくて可愛い模様のパンツを穿くのが好きだったようだ。
亜由美は毎度毎度、階段の真上から僕に向けて、
「ほら、いくよ」
と笑顔で呼びかけてくれていた。
その笑顔とともに、真下からどんなパンツを穿いているかの確認作業を堪能しているとはつゆ知らずに。
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公園の手前にある信号が赤になり、いったん自転車を止める。ハンドルに備え付けたイスに腰をかけていた愛娘が、居心地の悪そうに体制を変えようとしていた。
いったん彼女を下ろして様子を確認してみると、ズボンのポケットには幼稚園で遊んでいたおもちゃが入っていた。
もっと早く気づいてあげればよかったな。
さて、このおもちゃはどうしようか。
すぐに折り返して幼稚園に届けるのが最良の手だろう。だが、自宅までの道のりはもう半分ほどのところまで来てしまった。引き返すのは正直、面倒だ。
そんな僕らの様子をよそに、公園のベンチにはかつて僕も着た覚えのある制服姿の男の子が、同じ中学の制服を着た女の子と照れたように会話をしていた。
もともと隣町に住んでいた僕と亜由美は、それぞれ地元の町の中学に進学していた。
僕らが再開したのは、所属していた卓球部の練習試合のときのことだった。亜由美の通っていた学校に練習試合で訪れた僕。相手チームには見覚えのある顔があった。
“もしかしたらまた会えるかもな”と期待はしていた。
でも、その顔は、最後に会った2年前よりもかなり大人の顔立ちになっていたため、最初は気が付かなかった。
亜由美は亜由美で、小学校卒業時から20㎝近く身長の伸びていた僕に気が付いていないようだったが、僕がコートに立ってチームメイトが応援する声が聞こえたことで、僕だと気づいてくれたようだった。
普段であれば練習試合を終えると、一度学校に戻るのだが、この日は隣町ということもあって現地解散となった。チームメイトともに帰路に着こうとも思ったが、久しぶりの再会ということもあって亜由美と話してみたかった。
少しだけ大人になったふたり。
髪型のせいか、雰囲気が少し変わっていた亜由美のことをかわいいと思ったし、反対に亜由美が背が伸びた僕のことをどう思ったかも気になった。
練習試合をした卓球場の隣で、僕は亜由美が出てくるのを待っていた。しばらくすると、亜由美のチームメイトたちが卓球場から出てきた。
だが、そこに亜由美の姿はない。
人の気配が薄くなった卓球場からは、小さな声が漏れ聞こえていた。
部室で着替えを済ませた卓球部員たちが各々帰宅していく。
その部員たちから1時間近く遅れて、亜由美がやっと卓球場から姿を現した。
「あれ、和樹くん?」
「ひさしぶり・・・・だったから少しおしゃべりしたいなって思ってさ。ってか、何してたの?」
「今日・・・わたし、負けちゃったでしょ?なんか、自分の体がうまく動いてない気がしてさ。だから、トレーニングしてたの」
勉強から卓球へと変わったが亜由美は相変わらず真面目な子だ。
「忙しいかな?」
「あ、大丈夫だよ。もう帰るだけだから。着替えてくるから少し待ってて」
亜由美は卓球場のすぐ隣にあった部室に入っていく。
今しがた亜由美の閉めたその扉は、わずかばかりだが明かりが漏れていた。
その明かりは良からぬ思考が僕の胸を高鳴らせる。
中学生男子にとって、女子生徒が一人だけの空間から漏れ出る明かりは耐えられないものだった。
周囲に誰もいないことを確認した僕は、その隙間から室内を覗いた。
亜由美はタオルを手にして彼女の体に纏わりついていた汗を拭いていた。
だが、そんなことはどうでもよかった。
さっきまで着ていたユニフォームは、もうそこにはなかった。
そこには上下ともに下着だけを身に着けた女の子の姿があった。
真っ白でなんの飾り気もないブラジャー。
そして、白くて小さな水玉が浮かんだ黒地のパンツ。
2年の時を経て、大人の体に近づいていた少女が見せる下着姿は、僕の股間を一気に固く、大きくさせた。
少し小ぶりな胸を隠す白いブラジャーは、亜由美が前かがみなる度にブラと肌の間に隙間ができていそうな気がする。角度と距離が悪いことがもどかしく思えてしょうがなかった。
だが、小学生のころにスカートの中から見えていた小さなお尻は少し大きく、張りのあるものになっていて、水玉パンツはぱっつんとそのお尻に張り付いている。
大人に近づいている亜由美の体。
ふとももやおなか回りなど、普段隠れている部位。
上下色違いの下着。
これらは、僕の股間を強く刺激した。
とりわけ、亜由美のせいでパンチラ大好き人間と化していた僕は、小学生の時には見たことのなかった亜由美のダークカラーのパンツにすっかり目を奪われていた。
「お待たせ」
着替えを終えた亜由美が僕の横に並んで歩く。傍から見ればカップルに思えるかもしれないなとも思った。
近況を報告しながら、適当な冗談を挟む僕。
つまらないところもあったと思うけど、亜由美はあのころのように笑ってくれた。
体も顔立ちも、小学生のころとは違う。
でも、それは僕も同じだった。
あゆみと別れ家に着いた僕は、シャワーも浴びずにそのまま自室に数分間閉じこもった。
小学生の頃のかわいいパンツたちを思い出し、そして、今日の水玉パンツを思い出し・・・
大人の体になっていた僕。
その日は亜由美のパンツで初めて抜いた日となった。
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娘を座りなおさせて再び自転車をこぐ。
自宅近くの最寄駅の前を過ぎれば、あと2~3分で帰宅できる。
駅に近づくと、人の出入りが多いことに気が付いた。
ちょうど電車が流れ込んで到着したばっかりのようだ。
人の流れの中には、かつて僕が通っていた高校の制服があった。
家から高校までは5駅ほど離れていた。
電車に乗れば15分ほどで高校近くの駅には到着する。だが、自宅からの進行方向的に、高校は電車を降りてから僕の自宅方面に逆走する進路をとり、さらに10分ほど歩かなくてはならなかった。
そのため、この町からその高校に通っている生徒の中には、少し時間はかかっても自転車で通学する子が少なくなかったし、僕もその一人だった。
高校生となって最初の5月だった。
高校でも引き続き卓球部に所属した。
総体地区大会を目前に控えたチームは、朝練を実施している。当然僕も朝練に参加すべくいつもより早く家を出た。
早朝の風に少しだけ肌寒さを感じながらも、自転車を漕げば体は温まってくる。
隣町に入った辺りで入った辺りで“朝練のあとに何か食べたいな”と思った僕は、少し寄り道をして、いつも通る国道から少し離れた裏路地にあるコンビニを目指した。
コンビニでおにぎりを買った僕は、自転車に跨ったところで斜め向かいの家から出てきた女子高生に目を奪われた。
僕の通っていた学校とは違う制服は、このあたりで一番の進学校のものだ。その制服がばっちりと様になっていた人物は亜由美のように見えた。
女子高生は僕の存在には気が付かず、コンビニとは反対方向にある駅の方に歩いていく。
こっそりと、彼女が出てきた家の前に向かうと、玄関に掲げられた表札には亜由美と同じ苗字が書かれていた。
小学生のころから知っている女の子だったが、亜由美の家がここにあったということは初めて知った。
その日から僕は、登下校の際に何度も亜由美の家の前を通りかかるようになった。
いま思い出しても気持ち悪いことをしていたと思う。当時の自分だってストーカーのようなことをしていると思っていた。だが、あわよくば偶然を装って直接顔を合わせたいとも思っていた。
それに、そうしていたからこそ・・・・というものもある。
夏休みの部活は午前中で練習を終えた。
ヒリヒリと肌を焼くような強い日差しにも関わらず、相反するかのように纏わりつく湿気。真夏に自転車を漕ぐ体は強い不快感を覚えていた。だらだらと自転車を漕ぐ体は休憩を求めていた。立ち寄ったコンビニ。約2か月前から僕はすっかりこの店の常連となっていた。
冷房で涼しくなったコンビニは、一入店した者に外に出る気力を失わさせる。とりあえず漫画の週刊誌を立ち読みすることにした。
漫画雑誌を手にする僕の視界には、進学校の制服を着た女の子が、斜め向かいの家の敷地に入っていく姿が映った。
ひととおり漫画を読み終え、スポーツドリンクを買った僕は、コンビニ敷地内の灰皿横に停めていた自分の自転車の隣でそれを一気に飲み干す。飲み干したボトルをコンビニのごみ箱に入れて自転車に戻ると、ちょうど斜め向かいの家からTシャツと短パン姿となった女子高生が姿を現した。
彼女は家の敷地内に格納された車の後ろ、建物の勝手口辺りの前に、手にしていたものを干し始めた。
その姿に、僕の思考回路は一気に危ない方に傾いた。
ダメだ。
さすがに、それだけは・・・・。
でも、コンビニ店内にいたのは僕だけだ。
この細い路地にいるのも僕だけだ。
車に隠れて進めば・・・・。
やってはいけないことだとわかっていた。
でも、僕は敷地内に入り、車の後ろまでたどり着いてしまった。目の前には、いま洗濯を終えたばかりであろう布が数枚干してある。
小さなピンチハンガーには、水色のブラジャーとセットとなった水色のパンツが干してあった。
それは、これまで亜由美が見せてきた綿の生地ではない。光沢のある大人が身に着ける素材だ。ブラの方は同じ水色でレースの刺繍がされている。
パンツの方もふちがレースになっていて、フロントには同じ水色で小さなリボンが付いている。
このパンツとブラを持ち帰ってしまいたい。
でも、そうなれば僕は完全に下着泥棒になってしまうし下手したら警察沙汰になってしまう。
仮に警察には通報しなかったとしても、“盗まれた”と認識されれば、もうここに下着を干してくれなくなってしまう。
僕の下校時のルートは夏休み限定だったが完全に変わってしまった。
進学校に通っている亜由美は、夏休みの間も毎日のように学校で授業が行われているようで、帰宅後は汗を流すためにシャワーを浴びているみたいだ。
昼過ぎには、洗濯後の少し濡れた下着が車の後ろに干される。
高校生活の3年間、夏休みは毎日のように僕はこの家を訪ねた。こっそりと車の後ろに回り込みながら、干してある下着を毎日のように確認していた。
1年生の夏休みのときは、さきほどの水色のサテンパンツのほかに、真っ白でシンプルなサテンパンツもあった。だが、白地に青の水玉も、桜色の生地にアルファベットや数字が書かれた文字イラストのパンツも、グレーと黒のボーダーのパンツもすべて綿のものだった。
これが2年生の夏休みになると、桜色文字イラストパンツが姿を見せることがなくなり、代わりにレモンイエローやピンクのサテンパンツが並ぶようになる。
3年生の夏休みには、綿のパンツは一切姿を見せなくなっていた。
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帰宅した室内は冷え込んでいて、つい1時間前までエアコンをつけていたとは思えないほどだった。
「ぱぱ、さむい~」
持っていた手袋をつけようとしても香澄はそれを嫌がって、すでのまま自転車に乗っていた。
しょうがない。
ガスの電源を入れてお湯を流す。
お湯で手を洗えば、かじかんだものがいくらかはマシになっていく。
愛娘の顔は、お湯の温かさでとろけていた。
高校卒業後、僕は中堅大学へ、亜由美は難関大学へと別々の大学に進学していたが、なんと僕らの通っていた大学は非常に近く、一人暮らしをしていたお互いの家もご近所だった。でも、そのことを知っているのは僕だけだった。
大学の最寄り駅でたまたま見かけた亜由美。
高校3年間、陰ながら追いかけていたため僕はすぐに気が付くことができたが、亜由美はまったく僕に気づいていなかった。
僕からしてみれば、彼女が夏休みに下着を干す姿を見ていたため半年ぶりの再会だが、彼女からすれば中2以来の約5年ぶりということになる。
そりゃ気づくはずがない。
大学生となった亜由美は、白や水色、ベージュといった膝よりも少し長めのスカートを着用することが多かった。彼女はすっかり清楚なお嬢様になっていた。
でも、つい先日まで平気で下着を家の外に干していたような子だ。ガードの甘いところは健在だった。
亜由美は大学やバイト先から帰宅すると、食事よりも何よりも先に、まずお風呂を済ませる。高校時代は夏限定のことかと思っていたが、これはどうやらもう彼女のルーティーンのようだ。
そして、浴室から出てきた亜由美は必ず下着姿のまま部屋に戻り、そのままドライヤーを当てたり肌のお手入れをする。
中2のときに部室の隙間から見た姿よりもさらに大人の体になった亜由美は、とても魅力的だった。
カーテンを一切閉めない亜由美は、まさか向かいの部屋に住む住人からその一部始終を見られているとは思っていないだろう。
少し距離があり、かつ、窓や網戸越しのため、どんな下着を愛用していたか詳細まではわからないが、亜由美のその体と下着姿は4年間、欠かさずに僕の目に焼きつれられていた。
その中には当然ではあるが、全裸の姿を目にすることもあった。
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「かすみちゃん、こんにちは」
家を訪ねてきた優斗君は、幼稚園でも一緒に遊んでいる愛娘の姿を見て嬉しそうにしている。
「ママ~、今日は何時まで遊んでいいの?」
元気いっぱいに遊ぶのが大好きな優斗君だが、こういう真面目なところを見ると、真面目な亜由美が女手ひとつで育ててきたということを実感できる。
「ゆうちゃん、今日からこのお家に住むんだよ」
部屋のあちこちには、引っ越し会社の名前が載った段ボールが積まれている。
その段ボールから中身を取り出す亜由美と、不要になった箱を解体する僕。
一緒になって遊んでいる香澄と優斗君。
僕たち4人は、新しい家族となった。
前妻が香澄の担任の先生と不倫をしていたことは本当にショックだった。
先生は退職し、前妻とは離婚した。
なんとかして親権を勝ち取ったが、仕事をしながら香澄を育てるというのは想像していた以上に大変なことだった。
あの日、お迎えのタイミングが一緒になったから、僕たちはまた繋がることができた。
彼女の母性を見ることができたから、ひとりの親として彼女のことを尊敬した。
そして、彼女のパンチラが見れたから、今でも彼女を女性として意識していると認識した。
二度目の結婚とはいえ、お互いに初婚が20代前半だった僕たちはまだ30歳。
兄妹となった優斗くんと香澄。
半年後に新しい弟が生まれてくる予定だ。
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