憧れの人たちも

おもらし小説

2年半過ごした中学の校舎内。

大抵の部屋には何度も足を運んでいる。

もちろんこの部屋にも。

でも、今日は足を踏み入れるのにナーバスになっている。

いや、基本的にこの部屋を訪ねる時はナーバスになるものだが、

いつもとは理由が違う。

中学最後の課外学習は、隣町にある学業の神様を祀っていると有名な神社への参拝だった。

クラスごとにバスに乗り込み、約4か月後に控えた高校入試に向けて祈願する。

ただ、祈願だけだと“学習”にはならないので、神主さんによる菅原道真公について

プチ講座も加わっている。

このプチ講座が余計だったと、今ならば思う。

約30分程度の講座だったが、そのわずかな時間がカットされていれば、

私がこうやってこの部屋の前に立つことはなかった。

私が乗っていた3年4組の生徒が乗ったバスがちょうど正門に入ったとき、

私は自分の着ていた制服と座っていたバスのシートを盛大に汚すことになった。

もう数分我慢できていれば、こんなことにはならなかった。

いや、あのプチ講座が無ければ、そもそももっと早く学校に辿り着いていた。

呆然としながら、勢いよくシートから床に垂れていく水を見ることしかできなかった。

“おもらし?” 

“だれ?”

“りゅうこ?”

“うそ”

そんな言葉がバスの中を飛び回っていた気がした。

「保健室、一緒行こう」

学級委員の森田さんの憐れんだ言葉。

「・・・大丈夫。ひとりで・・・行く」

そう告げて、とぼとぼとこの部屋の前に来たのだが、

いざ扉を開けて事情を話さなくてはならないとなれば躊躇してしまう。

でも、このまま廊下に突っ立ていれば、濡れたスカートを他の人にも見られてしまう。

そうなれば、学校中に“おもらし女”が現れたことがバレてしまう。

勇気を出して扉を開いた。

ガラガラガラ

「あの・・・すいません」

「はーい、どうしたの?」

養護教諭の明るくも優しそうな声。

入室直後こそ、彼女は“どうした?”と質問してきたが、

私の放つ異様な空気と濡れたスカートを見て、事態を察してくれた。

「あらあら。つらかったわね。

 でも・・・ごめんね。

 いま・・・・カーテンのあるところ埋まっちゃってるの。

 どうしましょう」

私自身、学校生活の中でおもらしをしたことはこれまでになかった。

小学生の時を含めて、初めてイレギュラーな保健室訪問をしている。

だが、“ベッドスペースでカーテンを閉めて着替えをする”というのを

なんとなくだがイメージしていた。

先生の言う通り、2か所あるベッドスペースのカーテンは閉じられていた。

「ちょっとだけ待っててね」

そう言うと、先生は西側のカーテンを少しだけ開いて首を突っ込む。

続いて、東側でも同じことをした。

「もう少しだと思うから、ちょっとだけ我慢してね」

先生の指示のまま、私は保健室の隅で待機した。

東側のカーテンが開いた。

さほちゃん?

カーテンの向こうにいたのは隣りの3年1組の吉田 沙穂ちゃんだった。

背が高くて、キリっとした目は眼鏡の奥からでもかっこよく見える。

長い髪は丁寧にポニーテールにまとめられ、服装も校則通りに着ているけど、

どこかかっこよく感じさせる。

授業態度も真面目で、机の上や引き出しの中はいつもきれいに整頓されている。

2年生のときに同じクラスだった彼女は学級委員をしていて、

先日までは生徒会の副会長もしていた。

同じ女性として、とてもかっこいいさほちゃんは憧れの的だった。

そんなさほちゃんが、カーテンの向こうから上半身はセーラー服、

下半身は体操服の短パンという姿で登場した。

靴下も履いておらず、素足のまま上履きを履いている。

いつものようにキリっとした目にも見えるが、充血しているようにも見える。

「どうする?お迎え呼ぶ?」

「いえ、まだ授業があるので・・・」

そう答えたさほちゃんは、少し大きめのビニール袋を片手に私の前を通る。

目は合わせてくれなかったし、私も合わせたくなかった。

私の視線が向かったビニール袋には、さほちゃんが履いていたであろう

紺色のセーラー服のスカートが入っていた。

さほちゃんの退室後、カーテンの向こうを先生が整理を済ます。

私はさほちゃんがいたスペースで自分の後始末を始めた。

自分の汚した衣類を脱ぎ、先生がベッドの上に用意してくれた衣類を着ると、

上半身はセーラー服なのに、下半身は体操服姿という

さっき目にしたさほちゃんと同じ格好となった自分ができあがる。

なぜだろう。

バスの中、校舎の中、保健室の中・・・

これまでの時間、1滴たりとも流れていなかった涙が突然目から溢れてきた。

そして、すごく悲しい気持ちになってきた。

私は・・・受験を祈願しに行ったはず。

中学3年生。

受験を迎えた年齢だ。

もう子どもなんかじゃない。

もう半年もすれば高校生だ。

それなのに・・・・。

こんな失敗をするような人間が、合格なんてできるわけないんじゃないか。

おもらしという失敗に、自分の今後の人生の失敗も重ねるほど悲観していた。

このまま、ここにいてもしょうがない。

でも、溢れる涙が次の行動を許さない。

どうしよう・・・

どんな顔して教室に行ったらいいんだろう・・・・

こんな姿、“おもらししました”って言ってるようなもんじゃん・・・

会いたくない・・・誰にも会いたくない・・・・

ガラガラガラ

保健室の扉が開く

新たな来訪者のようだ。

「高橋先生・・・・すいません、下着ってあります?」

「あら、武田先生、どうしたんですか?」

来訪者は、この部屋の中に生徒がいることに気づいてないようだ。

ふたりの会話から、来訪者が私たち3年生の国語の授業を担当する武田先生であることが判明する。

28歳の美人だが、厳しい指導で生徒から恐れられている先生だ。

私も少し怖いなと思うが、バリバリと仕事をこなす雰囲気は

意識高い系のキャリアウーマンのような強い女性であることを示していた。

私はかっこいい女性に弱いのか、さほちゃんにも武田先生にも憧れていた。

「さっきまで生徒の引率で合格祈願に出てたんですけどね。。。

 実は…間に合わなくて。

 いや~、最悪ですよ。

 スカートをまくった瞬間にじゃーって始まっちゃいましたよ」

耳を疑った。

“間に合わなくて”ってなに?

“じゃー”ってなに?

あの武田先生も・・・・おもらし?

私やさほちゃんと同じ失敗をしたの?

大人なのに?

「あ、でも一応便座にはまたがってたので、床とかは汚してないですよ」

先生の声はどこか明るい。

カラ元気かもしれないが、心配させないようにしている。

「下着はあるけど・・・いつもどおり子供用よ。それに、カーテンは埋まっちゃってるし」

いつもどおり??

「あ、大丈夫です。いま履いてるのもスヌーピーですし。

 職員用トイレで履き替えるんで大丈夫ですよ。

 洗ってから返却でしたっけ?」

「先生はいい歳なので、自分の給料で新しいのを買って返してください」

「え~、自腹ですか?」

「普段からお子さまパンツが好きなら問題ないでしょ?」

「それなら自分用に可愛いの買いますよ」

「ごちゃごちゃ言わないの!はい。ちゃんと新しいの、お願いね」

「はーい」

そんなやりとりをして、武田先生は扉の向こうに消えていった。

いろいろと衝撃だった。

大人の、しかもカッコいい女性がおもらしをした。

しかも、履いていたのはスヌーピー?

普段から可愛いの履いてる??

改めて、さきほどビニールに入れた自分の下着を見た。

なんの飾りっ気もない真っ白なパンツ。

中学生だからと、シンプルなものを選んで履いていた。

大人だってキャラパン履くんだから・・・私も・・・可愛いのが・・・

「町田さん、入るわよ」

西側のカーテンの方に話しかける先生の声。

「どうする?お迎え呼ぶ?」

「・・・・おねがいします」

「そうね。じゃあすぐにご自宅に電話するわ。

 あと、このあともベッドとか使いたい人がいるかもしれないから、

 お着替えも終わってるようだし、向こうの机のところに移ってもらってもいいかしら」

カーテンの向こうから人が動く音がする。

私もそろそろ出た方がいいかも知れない。

入室時とはまた違った勇気を出してカーテンを開いた。

「あら、横山さんはもう大丈夫?お迎えは呼ぶ?」

受話器を持ち上げた先生がこちらに言葉を向ける。

町田さんのご家族にこれから電話をするところだったのだろう。

町田 あずささんは、1年生の時に同じクラスだった。

物静かな子だが、クラス内での会議なんかでは、誰も気づかないような点に気づいて的確な発言をしたり、所属するバレー部でも鉄壁のリベロとして活躍していた。

先のふたりのように、バリバリとみんなを引っ張っていくようなカリスマタイプではないが、いわゆる職人気質のようなかっこよさがあり、そんな彼女にも憧れていた。

町田さんも、私やさほちゃんと同じ格好をしている。

そして、私と同じように真っ赤な目をしている。

「私は。。。もう少し落ち着きたいので、しばらく保健室にいても良いですか?」

「えぇ、落ち着くまでゆっくりしてもいいし、気を紛らせたいなら

 私とお喋りしててもいいわよ」

保健室の先生は、もう一度明るい笑顔を向けてくれた。

お迎えが来られて町田さんが保健室をあとにしてからも先生とお喋りを続けた。

先生が言うには、中学生であってもトイレの失敗はそこまで珍しいことではないらしい。

1年のうちに数人は失敗をしてしまい、着替えや心のケアのために保健室に来るようだ。驚くことに、養護教員になった約20年間で、一度もトイレの失敗に遭遇しなかったという年はほぼ無いようだ。

さらに先生が内緒だけどねと言いながら加える。

「さっきの会話も聞こえてたと思うけど、武田先生なんて、この学校に赴任してからの3年間で、7回も失敗してるのよ。前に赴任した学校では授業中の教室でも失敗しちゃったことがあるらしいし。おトイレが近い生徒でもせいぜい1年に1回のペースなんだから。一番のおもらしっ子は武田先生よね」

私を励ますためか、とんだ暴露もしてくれた。

“おもらしっ子”という言葉は引っかかったが、自分だけじゃないんだと思えた。

キチっとした清楚なかっこよさを持つ子も

カリスマ性のあるキャリアウーマンも

職人気質な子も

そんなカッコいい女性であっても、事態によっては失敗してしまう。

カッコいい女性でもその失敗を何度も繰り返してしまうこともある。

なんのとりえもない私と同じような失敗をしてしまうのだ。

それでも、彼女たちはそこに立ち止まらず、次の行動に移っていく。

大事なのは、その次にどう考えて行動するかだ。

“おもらし”という、女性としてあってはならない大失敗ではあったが、

この経験を私も大切にしなくてはと、学ぶことができた。

ガラガラガラ

「あら、池内さん・・・・」

1学年下ではあるが、茶髪でぎりぎりまでスカートを短くしている彼女を知らない生徒はこの学校にはいない。

コンビニの前なんかにいる怖い人として誰からも認知される存在。

だが、コンビニで隣町の中学の生徒に絡まれていた1年生を救ったとして、孤高のヒーローとしても名高い女の子だ。

1匹オオカミのような存在ではあるが、誰かのために力になれる彼女にも、少なからず憧れはもっていた。

そんな池内さんの、パンツが見えそうなほどに折り曲げて短くしたスカートから床に向けて雫が滴り落ちている。

普段は気の強い彼女が、顔を真っ赤にして、目にはたくさんの涙を溜めている。

「・・・大丈夫よ」

養護教諭は、私に見せてくれたときと同じ笑顔を彼女に向けた。

池内さんの堪えていた涙が溢れてくる。

先生は池内さんを優しく抱きしめた。

私は・・・

将来の目標が決まった。

どんな生徒であっても、抱えている悩みがある。

目の前の心配事や、恐怖がある。

そんな悩みや考え事を持つ子たちをケアしていこう。

私も、前進しよう。

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