僕の居場所

パンチラ(単発)小説

ミクという子が僕の隣りに座っている。

先ほど行われた席替えは、中学生活最後の席替えということもあり、
「自由に仲の良いこと隣りになっても良い」
という先生からの指示のもとに行われた。

生徒の多くが喜んだ。

だが、みんながみんな、教室内に友達がいるわけではない。
僕のように他クラスには仲の良い子がいても、このクラスにはなじめなかった者もいる。
そしてミクに至っては、そもそも誰とも会話をしているような様子を見たことがない。
いつも整頓された座席に腰をかけ、休み時間も静かに読書をしている。
前髪のすぐ下には黒縁でおしゃれをまったく意識していないような芋キャラ前回の眼鏡。
ツヤはあるが束ねられていない髪は、彼女の持っている負のオーラを増大させる。
誰かに話しかけられてもオドオドしていて、コミュ障であるようにも見える。

余り物として僕らが隣り合わせの席につくのは必然だった。

“お似合いのカップル誕生じゃん”とクラスの陽キャたちが囃し立てる。

彼らは基本的に男子は男子どおし、女子は女子どおしで隣り合って座る。
僕らだけが男女ペアとなっていた。

からかわれた人間がどんな気持ちになるのか。彼らは真剣に考えたことがあるのだろうか?

ミクだって嫌がっているはずだ。

それにからかわれてしまうと、僕はどう反応していいかわからなくなってしまう。

案の定、席替えから2日が経過したが僕とミクは一言も会話をしていない。

会話ができないのは必然だった。

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「こんばんわ~。わぁすごい、もう20人も見てくれてるぅ。みんな、ありがとにゃん」

自宅の1室でスマホのカメラに向けて話しかける少女は、まだ幼さが残る年頃ではあったが、精一杯“可愛い”と言ってもらえるようにふるまっていた。

SNSに動画を投稿するようになって半年。

ライブ配信も始めるようになった。

まだまだ少数ではあるが、自分を応援してくれるコアなファンのために彼女は精一杯の努力をしていた。

本当の性格はぶりっ子なんかではない。あざといふるまいなどしたことがない。
見てくれる人達、応援してくれる人達が喜ぶならと、彼女は可愛い子であり続けた。

2週間前の失敗を乗り越えて。

「わぁ、ユースケさん、今日も来てくれてありがとう。いつもぉ、ほんとにありがとね。そんなユースケさんに、“キュン”あげちゃいますぅ。あ、みんなスクショしていいよぉ」

自分のできる精一杯を少女は果たしていた。

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はじまった。

毎週土曜日の夜8時。

僕の応援するミライさんのライブ配信。

たまたまスマホをいじっているときに観たライブ配信だった。

視聴者の数は極々少数とのこと。

可愛い振る舞いをとる彼女だったが、その動作や言葉には不慣れ感が満載だった。それでも、語尾をキャラっぽくしたり、キュンポーズを画面に向ける。

時折、“つぎはどうしたら良いのだろう”と困ったような、焦ったような気持ちが表情にも出ている。

でも、彼女は口々に視聴者に「ありがとう」と声をかける。

そんな彼女を見て、イタイと言う人もいるだろう。だが、その不器用な表現から垣間見える努力が僕の胸を熱くした。

最初こそ、よくある素人の配信と思っていたが、まじまじと見てみるとパッチリとした綺麗な目をしていて、丸顔だが小さい顔。

薄い唇は彼女の素朴さを示しているように見える。

僕好みの顔立ちだった。

それ以来、僕は毎週彼女のライブ配信を欠かさずに視聴する。
時にはコメントを残したりするが、そのたびに彼女は反応してくれる。

ミライさんとの交流は、学校の中で疎外感を覚えていた僕の数少ないコミュニケーションの場だった。

そのことが嬉しくなり、ググってライブ配信の録画方法を学び、彼女の配信は必ず録画するようにもなった。

だから、あの動画も僕のスマホには残っている。

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「おい、これ知ってるか~?」

体育が終わったばかりの教室。

更衣室が与えられる女子とは違い、男子は教室で着替える。そんな男だけの空間で、陽キャの一人がスマホを取り出してとなりの男子に見せていた。

「マジ?やばくない??」

「だよな!こんな可愛い子のパンツが見えるって最高じゃね?」

僕が普段輪に加わらない男子らしい会話だ。

「なぁ、お前も見てみろよ」

からかうのが好きな陽キャが、わざわざ僕にスマホの画面を差し出してきた。

「い、いいよ。俺は興味ないから」

「そんなこと言っちゃってぇ。実際、こういうやつがムッツリスケベで、最終的には犯罪おこしたりするんだよなぁ~。お前も犯罪者にならないように気をつけろ」

そうやって嘲笑しながら、彼は僕のもとから離れた。

彼が差し出した画面には、SNSで生配信をする女の子のパンチラ事故が映っていた。

興味がないわけないだろ!

僕だって男だ!

それに・・・

ミライさんのパンチラなんだぞ!!

録画をしていた僕は、ミライさんのパンツが見えたことと、そのパンチラに気づいて慌てて隠す仕草を、何度も繰り返し再生しては、そのたびに興奮して果てていた。

でも、僕は彼らのようにはしゃぐことはできない。

僕にできることは、ミライさんが活動できる場所を守ること。

彼女自身が開拓した居場所を守ることだった。

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「“ミライさん、あしもときをつけて”

 ??

 あ~!そっか!

 ユースケさん、教えてくれてありがとう」

ミニスカート姿でカメラ前の視聴者から来るリクエストに応える少女に、

「くつしたみせて」

とコメントが来ていた。

それを制するかのように、ユースケという視聴者から指摘が入る。

「みんな~、ねらってるのかな?(笑)

 でも、もう見せないからね?

 ミライはまだ、未成年なの!

 えっちなのはダメなのです」

顔をぷくっと膨らませながら、両手で作ったバツ印を画面に向ける。

その様子を見て、ユースケは安堵し、同時に少しうれしい気持ちにもなった。

彼女の活動の場を守った彼は、ひとり、部屋でにやけていた。

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今夜も世の男どもの俗からミライさんを守ったぞ。

達成感はあった。

でも、満足感とまではいかなかった。

あわよくば・・・・

僕だって男だ。

女の子のパンツが見れたら嬉しいものだし、それがオカズとなることもある。

さっきもミライさんをパンチラするように誘導するコメントもあった。

僕だってまたミライさんのパンツが見たいという気持ちにもなる。

どこか悶々とした気持ちが残る。

ごめんね、ミライさん。

心の中でつぶやき、録画していた例の動画を再生する。

アイドル風の制服コスをしたミライさん。

椅子に座ってはいるが、コスチュームがしっかり見えるよう、画格にはほぼ全身が映っている。

視聴者の「うしろのなーに?」というコメントに反応して後ろを振り返る。

その時、それまでピッタリとくっついていた両足のひざが大きく開いてしまった。

しかもその体勢のまま、ミライさんは数秒間

「なにがあるの?どれのこと~?」など後ろを向いたままだった。

大きく開いた膝の間からは、白い布にサクランボがいくつも印刷されたとても可愛らしいパンツが丸見えとなっていた。

ミライさん、パンツ・・・・

ミライさんのパンツ・・・・

パンツ・・・パンツ・・・

僕の目はその可愛いパンツにくぎ付けとなった。

カメラの方を向きなおすときに、ミライさんは大きく足を開いた自分に気づいた。

「あっ!?」

驚きとも羞恥とも思える声を上げながら、膝を閉じるだけでなく、両手でもスカートをがバッと勢いよく押さえる仕草を見せる。

「見えた??映っちゃった??見えてないよね???」

慌てた様子で視聴者に問いかけるミライさんに、無情なコメントが届く。

「ちぇり~~~~~~」

「可愛いの履いてるね」

「見えた」

絵柄までコメントで告げられた彼女は、心ここにあらずのような配信となり、

数分後に配信を終えてしまう。

スマホの再生画面ではサクランボ柄がばっちりと映ったところで一時停止をし、その画面を見ながら、膨れ上がった股間を握る手を激しく動かす。

ミライさん・・・・

ミライさん・・・・

ミライさん・・・・

小さな声で彼女の名前を呼びながら、僕はようやく満たされていた。

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ミクとの会話がないまま、3日目を迎えた。

僕よりも先に登校していた彼女だが、席に着く僕の方に視線を向けることもなかった。
でも、そろそろ一言くらいはしゃべらないと、反対に不自然に思われるかも知れない。

お昼休み、僕はミクに話かけようと決心していた。
4限目の授業を終え、ミクが持参していた弁当箱をカバンから取り出す。
お弁当のおかずを話題にすれば

「それ、俺も好きなんだよね」

なんて言葉から会話をスタートできる。

その算段だった。
弁当箱が開かれた。

その中身をチラっと確認し、目星を付け、勇気を出して彼女に言葉をかける。

「ミライさん、チェリー好きなの?」

僕の言葉に、彼女が目を見開いて驚いた顔を向ける。

??

僕はいま、何と言った?

「え・・・・なんで・・・それを・・・」

彼女のか細い声

そこで気づいた。

話しかけようと緊張していた。

気持ちが逸ってしまった。

その結果、僕の口からは

“ミライ”という名前

そして

“チェリー”という言葉が出てしまった。

「あ、いや、あの・・・その・・・」

しどろもどろな僕。

彼女はまだ動揺している様子だ。

ふー

一呼吸ついて、彼女に小声で話しかけた。

「“未来さん”だから、配信の時はミライにしてるんだよね」

「あ・・・え・・・う・・・うん・・・」

「僕、ファンなんだ。ずっと応援してた。
 だから憧れの人が隣りの席に立ったから
 緊張しちゃって・・・
 声、かけられなかったんだけど・・・」

「そ、そうなんだ・・・
 観てくれてたんだね・・・」

彼女はまだオドオドしている。

「配信のときの姿も好きだけど、
 いまの眼鏡姿も好きだよ」

自分でもなんでこんなことを言っているかわからない。
僕も彼女もはげしく動揺している。
ミライさんの顔が赤くなっていく。
自分では見えないが、おそらく僕も真っ赤な顔をしていることだろう。

「でも・・・、あの、その・・・
 チェリーって言ってごめん」

「え、う、うん・・・」

彼女が黙ってしまった。

いらぬ発言をしたのかもしれない。

「でも、僕、ファンだからあのことには負けずに配信を続けて欲しい。
 応援してるから・・・」

視線を弁当箱に戻し、僕の言葉を無視する彼女。

そうだ!

「み・・くさん、あの・・・」

涙目のように見えたが、彼女が反応した。

「ごめん、今、あまり話したくない・・・」

「そっか。ごめんね・・・・。
 でも、
 僕の下の名前が雄輔だってことだけは分ってくれるとうれしいな。ほんとにごめんね」

そう告げて席を立った。

5限目が始まる前、席に戻った僕の方を彼女は見てくれなかった。

いつもの喋りたくても喋れなかったとき以上に強い後悔が残った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

土曜日の夜8時。

自宅の1室でセットしたスマホに向けて、少女が話しかける。

いつもと同じように可愛らしい服装と髪型。
だが、いつもと違って少女は眼鏡をかけている。

「今日はねぇ、いつもと違う感じにしてみたんだぁ」

そう語る少女は、いつものぱっちりとした目に眼鏡をかけていた。

視聴者からのコメントには

「似合う」

「かっこよく見える」

などのコメントもあるが

「根暗な感じがする」

「やめた方がいい」

といったネガティブなコメントも目立つ。

「う~ん、似合ってないのかなぁ・・・
 わたし、本当は視力が良くないから、
 普段は結構愛用してるんだけどな・・・」

画面に向けて上目づかいで寂しそうにする少女。

「いつ見ても、どんな姿でも可愛いよ。大好きです」

彼女を慰めるポジティブなコメントが書き込まれた。

「うれしぃ~。いつも本当にありがとう。
 私も、ユースケさんだいすきだよ~」

教室の中で、二人の間に会話らしい会話はまだ存在していない。

だが、中学生の交流が必ずしも教室の中で行われると限定されるわけではない。

ふたりは自分たちの居場所を見つけ、交流を深めていった。

「見ていて本当に羨ましい」

「彼氏のいない私でも、嫉妬せずに楽しんで観ることができます」

「理想のカップル」

「いつ結婚するのかな?」

応援メッセージのようなポジティブな言葉が目立つコメント欄。

日本を代表するカップルYouTuberは、先日大手芸能事務所と所属契約を結んだ。

少しずつではあるがテレビのバラエティ番組やCMへの露出も増えてきた。

人気配信者となった少女は、数年の時を経てカップルYouTuberとして活動していた。

相方となったのは元ファンの男性。

彼氏の男性は彼女の動画を編集したりマネジメントしたりと、少女の活動をサポートするようになり、次第に動画内にも見え隠れするようになり、そして、正式に演者にもなった。

“ファンと交際するのか”

そう批判し、離れていくものもいたが、日ごろからファンを大切にしていた彼女の姿勢はコアなファンにしっかりと届いており、応援する声の方が圧倒的に多かった。

「お前も犯罪者にならないように気をつけろ」

とかつて嘲笑していた彼らが、大人気カップルYouTuberをスマホ画面に流して

「俺、あいつらの友達なんだよ」

と会社の飲み会で自慢話をするのはもう少し先のことだった。

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