晴天のもとで扉の外に僕らは並んでいた。
開いた扉から、先ほど屋内で見た真っ白なドレスの女性に目が行く。
ベールもブーケも真っ白で、少し地黒な彼女にはとても映えていた。
茜ちゃん、きれいだな・・・
小学2年生の時に僕は今実家のある家に引っ越した。その時に隣りの家で暮らす姉妹は、毎日のように僕と遊んでくれて、引っ越しの緊張があった僕の支えになってくれた。
妹の茜ちゃんは僕のひとつ年下で当時は1年生。姉の美鳥ちゃんは僕の二つ年上の4年生だった。
中学まではふたりと同じ学校に通ったが、僕は部活の関係で地方の高校に進学しており、そのまま現地で就職した。そのためしばらくは二人とも疎遠になっていた。
そんな僕のもとに結婚式の招待状を送ってくれたのは意外だった。
「大事な幼馴染じゃん」
現住所を尋ねるために貰った電話で僕は泣きそうなくらいうれしくなっていた。
そして迎えた今日という日。
大人になってからまったく帰省しなかったわけではない。だが、帰省してもタイミングが合わず、大人になった茜ちゃんと会うことはなかった。
久しぶりに見た茜ちゃん。
白いドレスを着た今の彼女に、公園やグランドを走り回るあのころの面影は感じられない。大人の綺麗な女性になっていた。
真っ白なウエディングドレスは暖かい日差しを反射してキラキラと輝いているようだった。
あれは・・・
引っ越してまだ間もないころだった。
新居の目の前には公園があり、僕と同じくらいの背丈の子どもが数名走り回っていた。
「タクくんもあそぼ~」
最初に声をかけてくれたのは姉の美鳥ちゃんだった。僕よりもお姉さんで、近所の子たちのなかでもリーダーのような存在。
面倒見のいいお姉さんは、引っ越してまだ馴染んでない僕を誘ってくれた。
他の子たちにも混じって鬼ごっこやドッジボールをしていくうちに、僕もこの子たちに仲間意識を持つようになった。
そんなある日だった。
公園の脇にある砂場で輪になってお城をつくる女の子たち。
男子たちは中央でキャッチボールをしていた。
僕に向けてボールを投げるのは陽介くんは酷くコントロールが悪く、それでいて自己中心的な子だった。
自分が暴投しているのに“ちゃんと捕れよ!”と怒鳴る。
陽介くんの暴投のせいで度も何度も公園の脇まで走ることになった。
イライラが募った僕は雄太くんと交代した。
雄太くんは僕と違って嫌なことは嫌とはっきり言うことができる。
何度目かの暴投の際に雄太くんがキレた。
「陽介、おまえ下手すぎ!自分で拾ってこい」
さすがの陽介くんも1歩もその場から動こうとしない雄太くんには強く出れず、自分で砂場横のフェンスまでボールを拾いに行く。
ボールを拾った陽介くんが、砂場の方を見る。
数秒立ち止まった彼が急に大声をだした。
「あかねのパーンツまーるみえ。
あかねのぱんつはま~っしろ~」
急な大声で全員の視線がしゃがんで砂遊びをする茜ちゃんに向けられた。
「ようすけ!パンツみるな!」
茜ちゃんも大きな声で応戦する。
茜ちゃんの言う通りだ。
僕だって何度も砂場の横を通り過ぎながら、そのたびに茜ちゃんの真っ白なパンツをチラチラと見ていた。
そのパンツは他の女の子たちが履くようなキャラクターや果物のイラストが描かれたものではなく、シンプルな真っ白で、他の子のようにブカブカしたようなものでもなくスリムなものに見えた。
それでも、「パンツが見えた」なんて一言も発していない。そのような言葉を発してはならないと本能的に知っていた。
「ようすけ、ちょっとおいで!」
姉御肌の美鳥ちゃんが陽介くんを呼び、滑り台の横で静かに説教をする。
そう!
“パンツが見えた”
なんてことを堂々とバカにするように発言すれば、女の子の気持ちを害して、あのように怒られることになる。
反対に、僕のように黙ってチラチラと見る程度にしておけば、
茜ちゃんのミニスカートから見えるスリムで真っ白なパンツも、
その横にしゃがむ美鳥ちゃんのキュロットからはみ出たブカブカのいちごパンツも見ることができる。
黙っていたからこそ、お姉さんである美鳥ちゃんの方が妹の茜ちゃんよりも幼いパンツを履いていることを把握することができる。
少し傾いた秋の日差しは、もう10年以上も前の記憶を呼び起こさせた。
茜ちゃん。きれいだな。素敵なウエディングドレスだ。
本当に、茜ちゃんには白が良く似合う。
僕の隣りで妹を見守る美鳥ちゃんは、淡いピンクのドレスを身に纏って拍手を送っていた。
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