パンチラ

パンチラ(単発)小説

私だけ

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」 興奮覚めず、盛り上がった一人の男の吐息は激しい。「なつき・・・・なつき・・・」 かすれた声で男は女性の名前を呼ぶ。だが、その部屋になつきはいない。なつきは・・・・離れたところで彼の声を聞...
パンチラ(単発)小説

3姉妹

土曜日の昼過ぎ、街中には多くの人があふれていた。ついこの前まえでは行動制限がかかっていた街にも人が戻り日常となりつつある。 多くの人が歩き回る街中に僕はひとりでたたずんでいた。 弘樹め・・・ 繁華街の駅に到着した...
パンチラ(単発)小説

僕の居場所

ミクという子が僕の隣りに座っている。 先ほど行われた席替えは、中学生活最後の席替えということもあり、「自由に仲の良いこと隣りになっても良い」という先生からの指示のもとに行われた。 生徒の多くが喜んだ。 だが、みん...
パンチラ(単発)小説

秋風

季節の変わり目というのは本当に注意が必要だ。いま、まさに身をもってそのことを感じている。これを読んでいる方々も、まずは最善の注意を尽くしてもらうようご自愛いただきたい。 僕もお母さんからは散々注意されていた。だが、ただ面倒だ...
パンチラ(単発)小説

トリック

「トリックオアトリート!」 玄関を開けると元気な声が飛び込んできた。 インターフォンの画面には小さな背丈の女の子が魔女の帽子をかぶった姿で映っていた。 「はい、どうぞ」 彼女の声に反応して、目線の高さを合わ...
パンチラ(単発)小説

無防備?

中学2年となり、クラスメイトの顔触れが変わったが、僕の所属するクラスではすでに多くの友達ができていた。 きっかけは美々さんと言う女子生徒。 すごくアグレッシブで、男女・陰キャ陽キャ問わずに話しかけては、相手の短所ではな...
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夕焼けの記憶

社宅となっているマンションに入居して数日が立ったある日のことだった。 僕は独り身だが、転勤が当たり前のこの会社では、ファミリータイプの部屋が社宅として準備されている。 僕が入居したマンションも新しくはないがそれなりの広...
パンチラ(単発)小説

自分でも気付かなかった

いつもの地下鉄の駅。 券売機と改札の間には死角があり、そこに身を潜めながら今日もあの子が改札を抜けてくるのを待っている。 時刻は朝の6時40分。 この駅の近くには私立の女子校が1つあるくらいで、こんな早朝から駅を...
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さよなら

全治2か月 入院期間は術後の経過観察を終える数日で済むとのことらしいが、その後もしばらくは動き回れないというのはつらい。 うかつだった。 大会直前の練習だったにもかかわらず、着地に失敗して他の選手の足首を踏んでし...
パンチラ(単発)小説

計略

「やばくない?マジで見んなよって話しじゃん」 ただ声がでかいのか、それともわざと聞こえるように言っているのか。ただ周りを見渡した時に少し目が合っただけだ。それなのに、ミツキたちは仲間内で僕宛の嫌味を語る。 中学に入学し...
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