赤いふちの眼鏡からは真面目さと、自他に対する厳しさを連想させられる。
彼女も最初はそうだった。
ちょっとしたことでも糾弾するような性格だった。
でも、僕と言う存在が彼女の性格を少しづつ変えていったと自負している。
小説や漫画が好きで、自分の趣味に没頭してしまう。
でも、学校の勉強などは欠かさないため、
テストのたびに成績上位者に名前があがるような優等生だったらしい。
キリっとした目と輪郭、ストレートだが後ろでポニーテールにされた髪型。
彼女を見て、誰も彼氏がいるとは思わないだろう。
いや、正確に言えばいないのだが・・・。
「しょうじさん、次はいつ会える?」
彼女からLINEが届く。
「明日にでもどうかな?」
「了解です。楽しみにしてます」
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大学に入学したばかりの頃、飲みサークルで知り合ったまじめそうな先輩がいた。
田舎臭さが残る僕にとって華やかな子たちは恐怖であり、
その先輩だけが心の拠り所となってくれたが、僕の人生が一変する相手だった。
先輩と打ち解け、一次会を終えたタイミングだった。
先ほど交換したLINEで早速先輩からメッセージが来た。
「ふたりで飲みなおそ」
先輩の案内のまま、僕ははじめてホテルに入ってしまった。
後々になってわかったのだが、先輩は確かに学業やバイトも
真面目にこなす優等生らしい。これはいろんな人たちから聞いた。
だが、本人曰く、
「性欲は別物」
とのことで、これまでに何人もの男と一夜を共にしたらしい。
「付き合う」ことは望んでいない。ただ、性欲はあるから満たしたい。
真面目な女性の意外な一面を知ったきっかけだった。
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「おまたせ」
「ううん、全然待ってないよ」
遠目から見た時のキリっとした表情が、著しく緩む。
恵理子と出会ったのは、入学式翌日のことだった。
あの日は新入生の履修登録ガイダンスの日。
サークル勧誘のため、どのサークルも新入生の履修ガイダンスの日を狙う。
大学生活にあこがれを持っている新入生たちは、
フレッシュな新入生たちは、大学の門を超えるなり、
いろんなサークルの話を聞きながらガイダンス教室に向かう。
そんな中、僕の目に飛び込んできたのが恵理子だった。
彼女の持つ空気は、人を寄せ付けないものだった。
やや足早に、ピンと伸びた姿勢で歩くその姿からは、
「遊ぶために大学に来たんじゃない」
というメッセージでも発せられてるように見えた。
声をかける人も少なかったが、声をかけられても素通りしている。
「そちらのお姉さん」
僕の声は最初は恵理子に届かなかった。
「眼鏡のお似合いの綺麗なお嬢さん」
何度かそう呼びながら、彼女のあとをつける。
いよいよ観念して、恵理子が振り向いた。
予想通り
「わたし、興味ないので」
と、その場を離れようとする。
「忙しいのにごめんね、でも、ドキッとしたよ。
一瞬見ただけでも綺麗な子だなって思ったけど、
ちゃんと正面から見たらここまで綺麗な人がいるんだってドキドキしちゃったよ。
サークルには勧誘しないけど、もしまた会えたら、
ひとりの男性として君を誘わせてもらうね」
この手の子は、こういう言葉をかけられたことはあまりないだろう。
言葉の持つ力というのは本当に凄いもので、
傍から見ればナンパの言葉でも、その言葉を正面から受けた人は本気にしてしまう。
これがあと2~3歳、歳を重ねれば通用しなくなってくるが、
まだまだ経験の浅い20歳前後ならば通じるはず。
恵理子と再会するのは必然だった。
僕の所属する学部は、1学年の人数が他学部よりも大幅に少ない。
授業やゼミの活動にやっては縦の繋がりも生まれる。
今後の付き合いも考え、自分の所属する学部のガイダンス教室を狙って勧誘していた。
開講すれば基本的には同じ棟で授業も行われるため、
放っておいても2週間もすれば再会するはずだ。
「あのとき約束したから来たよ。ごはん、食べに行こうよ」
授業が始まって3日目。
新入生の女の子が数人固まったところに、僕は飛び込んで、恵理子に声をかけた。
一瞬きょとんとした女の子たち。
「ガイダンスの日に伝えたの忘れちゃった。
また会えたらひとりの男として君を誘うって言ったじゃん」
恵理子の顔がハッとする。
「ってことで、この子借りてもいいかな。僕の一目惚れの子なんだ」
恵理子の周囲にいた友人たちが興奮した様子で恵理子を差し出してくれた。
断ろうとする様子を見せていた恵理子だったが、
友人たちはニヤニヤと興味深い様子を見せていた。
諦めた恵理子は、恥ずかしそうにしながら僕についてきた。
いきなりディナーなんて誘わない。
ましてやお酒があるような店にもいかない。
彼女を連れてきたのはキャンパス内でも人通りが少ないところに位置する学食だった。
「今月飲み会多くてお金なくってさ~・・・なんてね。
ここって、人が少ないでしょ。だからゆっくり過ごせるんだよね。
大学生っていろんな人がいて、いろんな活動があるでしょ?
思ってたよりも人間づきあいも多くてさ。
授業もあるけど、ひとりで少し息抜きしたいなってときにここを見つけたんだ。
値段も安いしね」
“はぁ”と少し拍子抜けしたような様子を見せる恵理子。
「勝手に判断しちゃって申し訳ないけどさ、 君ってこういう雰囲気の方が、
ごちゃごちゃしたさっきの場所よりも好きそうだよね。
友達も同じような空気感の子たちだったから、今度案内してあげなよ」
恵理子の表情から、警戒心が少し緩んだのを感じた。
おすすめのメニューを伝え、ふたりで食事をとりながら自己紹介をする。
恵理子の趣味を聞いては相槌を打って、知らないことでも興味を示す。
とにかく気持ちよく恵理子にしゃべってもらうように努める。
食事を終え、連絡先を交換した。
「じゃ、恵理子ちゃんの友達も待ってると思うから、戻ろうか」
恵理子は “えっ?終わり?”といった表情をした。
「友達もさ、最初はおもしろがってたみたいだけど、
きっと今頃は僕がナンパじゃないかって心配してるころだと思うよ。
でも、僕は綺麗な君とゆっくりじっくり関係を深めていきたいから
名残惜しいけど今日はここまでにして、友達を安心させてあげたいんだ。
あっ、でもLINEは頻繁にしちゃうかも。それは許してね。
綺麗な子とつながっていたいのは男の性だからw」
その日はそこまでにしたが、それから先はトントン拍子だった。
誤解のないように言っておくが、僕は本気で恵理子のことを
綺麗な女性だと思っているし、可愛く思っている。
関係を深めたいという言葉も事実だ。
ただ、お付き合い以上の関係になるつもりがないだけ。
深める関係のベクトルが少し違うだけだ。
だから僕は、恵理子にはもっと綺麗になって欲しいし、可愛くなって欲しかった。
色んな男から羨ましがられるような女性にしたい。
その努力を一緒にしてきた。
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出会って2か月になる頃には、恵理子の方からデートを求めるようになり、
とうとう、体を重ねる日が訪れた。
ひとり暮らしの僕の部屋。少し暗がりに調節した明かりのなかで、
ゆっくりと恵理子の衣服を脱がしていく。
くすみのない透明感のある肌。弾力のある胸やお尻。
そんな体を纏うツヤのある真っ白な下着。
ブラには花柄のようにレースの刺繍があしらわれ、
シンプルなショーツには、フロントのやや上に小さな白いリボンがついている。
「恵理子」という人物を表現するうえで、これ以上マッチするものはないと思うほど、
シンプルで清潔な下着だった。
体は疲弊するが、心は満たさていく。そんな時間を過ごした。
同じように体力を消耗した恵理子の目は、普段の彼女からは想像できないほど
とろけているような目になっていた。
「しょうじさんは、すきなものってあるの?」
あまり聞くことのない、少し甘えた声で恵理子が問いかける。
「・・・キャラクター・・・かな?」
「キャラクター」
「うん。変なこと言っちゃうけど、女の子の下着でさ、キティちゃんとか
スヌーピーとか、キャラクターがプリントされてるのってあるでしょ。
あんな感じの、子どもっぽいキャラクターのパンツが好きなんだよね」
「なにそれ~」
ドン引きされるかもと思ったが、恵理子は笑って聞いてくれていた。
「大人の女性が、そんな子どもっぽいの履いてたら、ギャップがすごいじゃん。
だから、すごい興奮できるんだ。
恵理子にも、そういうの履いてほしいな~」
「・・・・・気が向いたら・・・・ね」
少し照れながら恵理子は笑う。
恵理子に変化が現れたのは、それから1ヶ月後だった。
彼女と体を重ねるのはこの日が3回目だった。
この日は、恵理子が初めて僕の部屋に泊まる日でもあった。
夜、シャワーを浴びた僕は、ゆっくりと恵理子の服を脱がしていく。
恵理子が身に着けいてた下着が、それまでの物とは違った。
上はいつものように、きれいで清楚で、大人っぽさのあるもの。
だが、下はツヤのある素材ではなく、やわらかそうな白い綿の素材。
そして、青や水色で大きさの異なる水玉がいくつも浮かんでいる。
「フフッ」
下着姿となった恵理子が照れたように笑う。
大人の女性、しかも恵理子のような清楚で、まじめで、きりっとした女性が
身に着けている“パンツ”はやはり格別の味であり、
いつもより激しく体を重ねることになった。
次の日の朝、着替えをする恵理子にちょっかいを出し、
彼女のひざ下までを隠していた丈の長いスカートを豪快にめくった。
めくったスカートの中には、衝撃を受けた。
グレーの綿素材のパンツには、数匹のクマがリラックスしている様子だった。
「きゃっ」
というかわいらしい反応。
「パンツ、履き替えたの?」
「うん、なんか・・・汚れちゃった気がしたから・・・」
二日間にわたって、彼女の見た目や性格とはギャップのあるパンツに興奮した僕は、
そのまま彼女をベッドに押し倒したくもなったが、また別の考えが浮かんできた。
「ちょっとおでかけしない?」
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恵理子と僕は、いわゆる「遊べる本屋さん」に来ていた。
本屋とは言うが、実際は本よりも雑貨やおもちゃ、お菓子の方が
はるかに売り場面積を占めている。
僕は、普通の本屋ではなかなかお見掛けしない本が並ぶ棚に、彼女を誘導した。
「えっ、これあるの?」
恵理子は驚いていた。どうやらこの「遊べる本屋」に来たのは初めてだったようだ。
大手の書店にはなかなか並ばないような本も多く扱っているが、
予想した通り、恵理子が求める本たちが並んでいた。
立ち読み用のサンプルとして準備された本に恵理子が手を伸ばす。
「ちょっとスマホケースの方見てくる」
「えっ、じゃあ私も・・・」
「いいよ、好きな作家さんでしょ?ゆっくり見てていいよ」
笑顔を向けた彼女は、そのまま自分の趣味に没頭していった。
恵理子から離れる僕。
途中ですれ違った男性が、足早に本棚の方に歩みを進めていた。
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恵理子とおでかけをした日から3日が経った。
そろそろだろうか。
パソコンを開き、あるHPを訪問する。
サンプル画像の下には「1,200円」という金額が提示されている。
その画像の説明文は以下のとおりだった。
「いつもの雑貨屋で大学生っぽいカップルを発見。とにかく綺麗な彼女さんは、
凛としていて、かっこよくもありました。彼氏が他のコーナーを見るために
彼女のそばから離れると、彼女は立ち読みに熱中。
彼氏からほったらかしにされて寂しい彼女に、撮影協力してもらいました。
なんと中身は、まさかまさかのくまのキャラパン。
彼氏さん、ちゃんと守ってあげないと
眼鏡の良く似合う、キリっとしててカッコいい彼女が、
多くの男どもに絶対見られたくないものを見られちゃいますよ」
半年前だった。
買い物がてらに、たまに足を延ばしていたこの店で、
中年の男性がスマホを持った手を、女性の足元に伸ばしていたところを目撃した。
“盗撮だ”
と思ったが、声をかける勇気はでなかったし、
僕もたまに、そういった画像や動画のお世話になっていた。
その男性の顔だけをしっかり脳裏に焼き付けていた。
実際の盗撮現場に遭遇した僕は、盗撮物が見たくてたまらない状態だった。
悶々と数日を過ごし、我慢ならなくなった僕は、
初めてそのような動画や画像が仲介販売されているサイトに登録した。
販売数のランキング。
その上位商品の中の1つに、見覚えのある服装の女性が
サムネイル画像として登場していた。
数日前に、僕が目撃した盗撮の被害者だ。
あの男・・・・
その日から、頻繁に例のお店に足を運んだ。
あの男は毎週土曜日の午前中にこの店を訪れる。
そして、スカートを履いた女性とあの男が現れた3日後に、
その女性のスカート内を撮影した動画が発売される。
これが一連のサイクルとなっていた。
自分で盗撮しようとは思わない。
そんな勇気はないし、そもそも犯罪だともちろん分かっている。
決してやってはいけないことだ。
だが、いつからか僕は自分が見かけた女性の下着が見れることに対して、
他のどの動画や画像よりも興奮するようになっていた。
僕の計画は、最初からこれだった。
彼女の魅力を、もっと多くの人に知ってほしかった。
本当にいい子だが、僕がお付き合いをして独り占めするのはもったいない。
彼女は、もっと多くの男性のためになる存在だ。
時間を費やしたその分だけ、見返りとなる興奮と達成感は大きかった。
恵理子と思われる人物が写った商品は、ランキングで1位を獲得している。
凛としていて、清楚で、大人っぽくて、カッコいい。
そんな女性が、誰も想像しないようなキャラパンを愛用している。
しかも、そのキャラパンを全身姿・顔と合わせて撮影されて、さらされてしまう。
僕にとって身近で、まじめなかつ一生懸命な女性が、
彼女本人も知らないうちにAV女優へと転身し、
不特定多数の男たちの夜を慰める存在になっていた。
説明文の最後には
「・当作品に登場する人物はモデルであり、同意の上で撮影を行っています。
・説明文を含め、盗撮風のシチュエーションを楽しんでいただく為の文章です。
・フィクションであり登場人物、撮影場所に関しては一切関係ございません。」
と記載されていた。
恵理子と出会って、2年以上が経過した。
前期中に卒業単位を取り終え、就職も決まった僕は、
もう数か月もすれば退去する部屋から、不要なものを捨てていた。
「ねぇ、これは?」
「それは・・・いらないかな。捨ててしまおう」
面倒な作業でも、二人ならば楽しく行える。
「これは・・・・」
「それは私の本でしょ!勝手に捨てないで」
彼女が僕から奪い取ったその本は、某サイトで
“眼鏡の似合うカッコいい女性-その1-”
のサムネイル画像でも手にしている本だった。
―その1― とあるように、同女性は何度も撮影されていた。
あの
リラックスしたクマも、
夢の国のマスコットも、
黄色いアライグマも、
口を×にしたうさぎも 、複数回登場した。
それだけでなく、
さくらんぼや、
無数の水玉たちも撮影されていた。
“その30”を迎える直前で、あの男の身に何かおきたのか、
彼女と彼女の履いたパンツは、いまはもう販売されていない。
だが、常にランキング上位だった彼女の写真や動画は、
「キャラパンクイーン」
「ロリパンの女王」
と、今でもその界隈で呼ばれながら、転載され、
世界中の男たちに役立てられている。
自分自身、まじめでお堅い人間だと、恵理子は自覚している。
そんな自分がAV女優並みに男のためになっていることを彼女はまだ知らない。
※盗撮は犯罪です。行動には移されませんように。
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